子供の家では、子供たち自身でしたいことを選ぶ「自由活動」の時間をはじめ、自分で考えて行動する機会を多く設けています。3~6歳で構成された総合縦割りクラスの「虹組」では、年長さんが年少さんの活動を手伝う姿や、そんなお兄さん、お姉さんを目標にする年少さんの姿が見られます。では、すみれが丘子供の家の虹組の一日をご紹介しましょう。
9:20 登園:
身支度を済ませたら、年長さん、年中さんが協力して係りのお仕事をします。花瓶の花の水換えをする「植物係」、水槽をきれいにしたり、動物に餌をあげたりするの「動物係」、お天気や温度、湿度を記録する「お天気係」など、楽しみながらも、各自の役割を責任もって行っています。
9:40 自由活動:
各自で選んだ活動を個別、またはグループで行います。ひとつのお部屋の中ではさまざまな活動が展開されています。縫い物をする子、はさみで動物の形を切り抜いている子、図形を組み合わせて形を作っている子、日本地図のパズルと格闘している子…それぞれが自分で選んだ活動に集中して取り組みます。先生はそばにいますが、子供が必要としている時にしか声をかけません。
11:15 食事の用意 当番活動:
自分とお友達のために食事の準備をする「お当番」は、子供たちがとても楽しみにしている活動です。エプロンと帽子をかぶった子供たちは、いつも同じ手順で手際よく準備をします。絞った布巾で机を拭き、テーブルにクロスを敷いて花を飾ったら、次は人数分のお茶をコップに注ぎます。慣れないうちは先生が手伝って行いますが、子供ができることは段々おまかせするようにしています。子供たちは頼りにされることに誇りを感じて、とても張り切っています。
戸外活動:
お食事の前には近くの公園に遊びに行きます。滑り台、体操、ボールを使ったゲームが人気です。植物に興味がある子はタンポポやどんぐりを集めて持ち帰ることも。公園までの行き帰りの道では年長さんと年少さんと手をつないで歩き、交通ルールを知らせる場としても重要です。
なお、週に1回体操の活動を行っています。体操の先生と一緒に跳び箱、鉄棒、縄跳び、サッカーやドッヂボールなどで身体を動かします。
12:00 昼食:
おいしい食事をいただけることへの感謝のお祈りを捧げます。
「いただきます!」お友達との会話を楽しみながらおいしく食事をいただく、子供たちの大好きな時間です。子供たちは先生と一緒に食べることも大好きです。先生がどこに座って食べようか考えていると、「先生ここ空いてるよ!」とあちこちから声がかかります。
12:45 製作、音感活動:
曜日ごとのプログラムに応じてリズムやダンスを楽しんだり、製作を行ったり、手遊びを楽しんだりします。子供の日、母の日、父の日、ハローウィン、クリスマスなど季節に合わせた製作を行うこともあります。
13:30 ホームルーム
14:00 降園:
お友達と先生にさようならの挨拶をします。また明日会おうね!